業務全体を戦略的に見直すことが真のITシステム改革

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2015年に出版した
『業務効率UP+収益力UP 中小企業のシステム改革』幻冬舎 (2015/9/18) より
書籍内のコンテンツをタイトルごとに公開いたします。

コンテンツの最後に、コンサルタントのコメントを追加しておりますので、合わせてご覧ください。


P.144~

第4章 「To Beモデル」のシステム構築&改修で、業務効率・収益力を向上させる

業務全体を戦略的に見直すことが真のITシステム改革

ITシステム改革は、経営改革の要点です。

ITシステムに明確な投資効果が期待される現在は、より戦略性の高いシステム化計画を立案し、効果的かつ効率的なシステム投資を行う必要があります。

しかし、総合的なITシステム化計画を策定することは、簡単ではありません。以下のような課題があるからです。

  • パソコンやサーバー、ネットワークといったインフラ(ハードウェアを含む)や会計・経営管理等の業務の理解、ERP導入実績など、広汎な知識と経験が必要となる。
  • 株式公開(IPO)などにおいては、計上基準や発生主義基準などの厳格性がシステムに求められる。
  • 方法論、他社事例、調査・分析、レポーティング能力などの豊富なノウハウや経験が必要である。
  • ベンダーやメーカーの提供しているハードウェアやソフトウェアにとらわれない客観性が要求される。

そのため、私どもの会社ではITシステム化計画策定のコンサルティングサービスを提供しています。

ITシステム化計画コンサルティングとは、企業経営および情報システム双方に深い知識と経験を持ったシステムコンサルタントが、経営戦略や経営環境を分析し、どのような情報戦略・情報武装が必要とされているかを明らかにして、ITシステムのグランドデザインを行うものです。

また、ITシステムを単なる事務処理の合理化ツールとしてとらえるだけでなくBI(ビジネス・インテリジェンス)ツール等の分析システムも積極的に取り入れ、より戦略性の高いシステム環境の構築も提案しています。

ITコンサルタントのコメント(2022年9月5日)

本を出版した当時(2015年)は「ITシステム改革」ということばを使っていましたが、2022年現在では、「情報システムなどのデジタル活用による業務変革」(DX)と読み替えたほうが分かりやすいと思います。

企業活動において、IT投資の重要度は引き続き高く、より戦略的かつ積極的に行うものになってきました。デジタル化されていることは当たり前の前提条件となり、業務に変革を起こさないと競争に生き残れないという考え方が一般化してきています。
様々なIT関連サービスを手軽に利用できるようになり、デジタル化のためのハードルが下がってきたことで、企業が取りうる選択肢は圧倒的に増えています。
情報システム業界は依然として日進月歩で、次々と新たな技術やサービスが登場してきます。自社にとって最適な技術やサービスを活用して業務効率化を推し進め、その先にある業務改革を実現することが、企業が生き残るための課題といえます。

弊社では、ITシステム化計画策定コンサルティングをご提供するとともに、IT戦略策定DXのご支援も行っております。


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