DX(デジタル・トランスフォーメーション)と向き合うために中堅中小企業がはじめに取り組むべきこととは

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新聞をはじめとする各種メディアで、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」というキーワードを毎日目にするようになりました。
加えて、リモトワークが余儀なくされ、IT・システム・デジタルと向かわなければ、目先の業務が滞ってしまう環境に置かれました。
結果として、中堅中小企業においても、否応なしに DX への取り組みが必要になってきました。

中堅中小企業が DX を推進する上で、まず何から着手すべきなのでしょうか。

 

中堅中小企業のDX の成功事例は・・・

現時点(2021年1月現在)に世間で公表されている成功事例は、実は大半が DX という言葉が世の中に出回り始める前の事例です。それらの企業は、代替わりや、何らかの経営難をきっかけとして、ITを活用してビジネスモデルを再構築したのであって、「DX に取り組もう」といって始めたわけではないのです。

 

DX に成功した中堅中小企業の共通事項は?

DX に成功した中堅中小企業の共通事項は、

  • 経営者がリーダーシップをとり、不退転の決意をもって実現している
  • 事業の「ありたい姿(Will Be モデル(※))」を考えるところからスタートしている

といったところでしょうか。
※「Will Be モデル」は弊社の登録商標(商標登録 第6272163号)です。

つまり、経営者の強いリーダーシップなしに、DX の実現はあり得ないと言えるでしょう。

 

中堅中小企業が DX と向き合うには・・・

上述のとおり、経営者の強いリーダーシップが必須であることは、当然のこととご理解いただけるでしょう。

次に、具体的に何を考え、着手すれば良いか。
やるべきことは多く、あげればきりがありませんが、一つ挙げるとすれば、IT人材の確保・体制整備ではないでしょうか。

従業員数が 100名を超えても、IT部門がない、IT人材がいない中堅中小企業は、数多く存在しています。そのような体制で、DX に取り組むことはできません。それどころか、日々のIT・システムの運用もままならないはずです。
従来、企業におけるIT人材は、全従業員の 1% 前後が一般的であるというデータもあり、実際に良くみられる人材配置でした。

しかしながら、現在はビジネスのIT・システムへの依存度は極めて高くなっているのが一般的であり、IT人材なしには業務は回らない時代です。

それにも関わらず、経営者の考えが10年以上前から変わらず、IT人材を適切に配置できていない中堅中小企業が極めて多いのが実態です。

声高らかに「DX に取り組むぞ!」という前に、一度IT人材の配置が適切にできているのか、足元を見直す必要があります。

 

中堅中小企業における IT人材配置の考え方

「IT人材」と言っても、さまざまです。
企画、開発、運用・・・さまざまな役割があり、人によって適性や経験領域が異なります。全てができる人材は、なかなかいません。

どのような「IT人材」が必要なのかをしっかりと見極め、配置する必要があります。もちろん、全ての領域を社内のIT人材でまかなうことも困難ですので、外部リソース(ITコンサルティング会社、システム開発ベンダー、システム運用ベンダー 等)も活用することも現実的な選択肢です。

 

これからは中堅中小企業においても、
「いかにIT人材の確保・配置をしていけるか」
は、ますます重要な経営課題になっていくでしょう。
手遅れになる前に、ぜひIT人材に前向きに取り組むことをおすすめいたします。

 

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2021年01月03日 (日)

青山システムコンサルティング株式会社

野口浩之