ベンダー選定のコツ

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2012年12月に第2次安倍政権が発足して以来、安倍首相は「アベノミクス」と銘打った経済政策を推し進めてきました。
その結果、株高が進み、企業の業績が回復してきました。

多くの企業では景気回復に伴い、今まで凍結していたシステム更改に着手しています。
システム更改では、まず前段として現状の問題点を洗い出し、原因分析を行い、あるべき姿を描き、システムを選定します。

今回のコラムでは、システム更改プロジェクトの中の最初の山場となるベンダー選定のコツについて述べたいと思います。


御社ではどのようにベンダーを選定していますか?
多くの企業では次のような基準でベンダーを選定されているのではないでしょうか?

・既存取引のあるベンダー
・相見積をとったところ価格が最も安かったベンダー
・親会社指定のベンダー
・提案書が綺麗で見やすかったベンダー

このような基準で選んだ結果、うまくプロジェクトが進むこともありますが、
多くの場合以下のような結果になることが多く見受けられます。

・見積費用より開発費用が大幅に増加した
(プロジェクト期間が延びてしまった)
・今までと大差ないシステムとなってしまった
・何とかシステムは予定通りに稼働したが、エラーが頻発したため改修に着手し、終わりが見えない

では、どのようにベンダーを選んだらよいのでしょうか?
私たちコンサルタントがどのような基準でベンダーを選定しているのか、いくつか例を挙げてみたいと思います。


ベンダー評価項目の例

◆要件適合度(基本思想、技術基盤の信頼性、機能適合性(機能要件一覧の項目一致度)、など等)
オリジナル開発したシステムを提案しているのか、
それともいくつかのパッケージシステムを組み合わせた提案をしているのかといった「基本思想」。

「技術基盤」では、ソフトウェアにポピュラーな開発言語が採用されているか。
OSバージョンを考慮しなくてもよいWEB型システムなのか、それとも考慮しないといけないクライアントサーバー型のシステムかといった点を評価します。

そしてベンダーに提示した機能要件一覧のうち、どの程度新システムで実現可能かといった「機能適合性」についてチェックします。

◆導入実績、会社信用度
新しく開発したばかりのパッケージシステムで、導入実績がないシステムを選定してしまった場合、
下手をするとバグの刈り取り場として利用されてしまう可能性があります。

また、システム導入費用が膨大な金額になる場合、ベンダーがその費用を請け負うだけの企業体力があるのか、
倒産等の危険性はないのかなどの調査が必要です。

◆金額
他社の導入費用との大幅な乖離がないか。その乖離は割引によるものか。
システム機能によるものか。必要な機器は見積に含まれているか。
単に金額だけをみて決めると、安かろう悪かろうのシステムを選定することになりかねません。

ベンダーにプレゼンテーションをしてもらう際にもポイントはいくつかあります。
一例として、プレゼンテーションの参加者には、そのプロジェクトを担当するSE(システムエンジニア)やPM(プロジェクトマネージャ)を含めてもらい、彼らに提案のプレゼンを担当してもらうようにしてください。
そして、当該ベンダーが対応できない機能について、「どのような方法であれば顕在化している問題を解決することができるのか」と、ぜひ質問してみてください。
機能要件一覧をしっかり研究したベンダーであれば、次善の策やよりよい対応案を提示するはずです。
加えて、質疑応答やプレゼンテーションを行う態度を見てもどのような姿勢でプロジェクトにあたるのかある程度推測できます。

今回のコラムのテーマである、ベンダー選定のコツを押さえたとしても、
良いベンダーを選定するためには相応の知識と経験が必要となります。
それを補うために、私たちシステムコンサルタントを活用することを検討してみてください。

 


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2018年04月03日 (火)

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