考え方の「枠」を取り払う

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 私たちは物事を考えるときに、無意識に「枠」を設定してしまっています。自分にとっての「常識の枠」のなかだけで考えてしまうのです。
問題解決にあたる時や、新しいアイディアを考える時には特にこの「枠」を取り払い、大局的に物事をとらえることが大切ですが、なかなか難しいものです。

 この「枠」を取り払う為には、日々のちょっとした心がけや、やり方の工夫も有効です。

 1.他者の視点を取り入れる。
自分にとっての「常識の枠」に元々とらわれていない他者の視点を取り入れることで、異なる視点から自身の考えを発展させることができます。

「相手の立場だったらどう考えるか」、という考えかたもその一例です。

 また、ブレインストーミングは、「自由に」「他者を批判しない」ように意識することで、他者の視点を受け入れ、刺激を受けて、自分の考えと融合・発展させていける会議手法と言えます。

 2.用語の定義を客観的なもので調べ、自身の認識と比較してみる。
 ある用語を聞いたときに、これまでの経験や知識をベースに、思い込みで勝手な解釈をしてしまうことがあります。その用語について自分がもつイメージを、イメージではなく言葉で明確にしてみましょう。そのうえで、それを用語集や辞書などで調べて比較してみます。自分が、勝手な制約を入れてしまっているのに気づかされることがあります。

 3.「違和感」を感じるような場面を避けず、その原因を考える。
 「違和感」を感じる場面は、自分が快適でないために避けてしまいがちです。しかし、自分にとって快適ではない場面こそ、自分の「枠」が外れた環境である可能性が高いです。そのような場面に積極的に身を置いてみて、「違和感」の原因を追究すると、新たな視点が見えてくることも多いです。

 「行き詰まったな」と感じたときなどには、無意識に「枠」を設定していないかと自問し、上述のようなことをしてみると、普段の自分とは異なる視点から事態を打開できるかもしれません。

最後に。「枠」を取り払うだけではなく、いろいろな意見や考え方に触れて、自分自身の「枠」を広げて成長していくことももちろん大切です。

2011年07月01日 (金)

青山システムコンサルティング株式会社

十亀淳