相談すべき相手は、合っていますか?

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 原発問題。TPP問題。国民の生活に大きく影響する問題について考える際、専門家には公正中立な意見を期待する人が大半ではないでしょうか。しかし、このような大きなお金が絡む問題では、何故か公正中立に判断できない人に意見を求めることが多いように思います。ある特定の分野に精通している人の多くが、その分野で収入を得ています。結果如何で、今後の生き方が変わるとなれば、公正中立で客観的な判断ができる訳がないでしょう。

 このような事は、何も原発問題やTPP問題のような大きな問題に限ったことではありません。

 システム業界ではどうでしょうか。相談相手に疑問を感じるケースはないでしょうか。最近、システムの刷新を検討するお客様が、方針決めの段階で、開発要員を何人も抱えるコンサルティング会社に相談するケースを良く目にします。

 このケースで、仮に、現システムを使い続けた方が良い状況であったとします。このような状況下で、開発要員を何人も抱えるコンサルティング会社の中に、「現システムを使い続けた方が良い」と言える営業マン、コンサルタントが果たしてどれ程いるのでしょうか。優秀な営業マン、優秀なコンサルタントほど、言わないでしょう。立場によって、相談する前から、結論が決定していることは少なくないのです。。

 必ずしも公正中立な立場にいる専門家にアドバイスを求める必要はないと思います。しかし、何か重要な方針を決定する際、特に方針の如何でお金の流れが変わる時には注意が必要です。相談する前から、結論が決まっている専門家に相談することにならないよう、これまでの関係や実績だけ相談相手を決めるべきではありません。

 「立場は、その人の意見・見解を変える力を持っている」この事をしっかり念頭に置いて、相手の置かれた立場をしっかりと洞察した上で、相談相手を選ぶべきです。

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2012年01月01日 (日)

青山システムコンサルティング株式会社

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