変革のリーダーシップ

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みなさんは、「リーダーシップがある人は?」と問われたらどのような人が思い浮かびますか?
一国のトップから会社の社長や上司、好成績を収めたスポーツチームの監督等、いろいろな人が思い浮かぶのではないでしょうか。

では次に、「なぜその人が、リーダーシップがあると思うか?」と問われたら理由を明確に答えられますか?
なんとなく人を引っ張っていく力の存在は感じられても、具体的にどういった資質や行動によってリーダーシップが発揮されるかは、意外に分かりづらいものです。

みなさんの会社においても、部門横断的なプロジェクトがいくつも編成されていると思いますが、プロジェクトの推進においてリーダーシップの発揮は欠かせません。特に私も参画させていただくことが多い「業務改善プロジェクト」・「基幹システム導入プロジェクト」・「内部統制プロジェクト」等は、規模こそ異なるものの、いずれも会社に何らかの変化を与えるプロジェクトであり、これまでのやり方に固執している硬直的な組織を変化させていくという“変革のリーダーシップ”の発揮が求められます。

“変革のリーダーシップ”はどのようにすれば発揮していけるでしょうか?
リーダーシップは唯一の正解がない世界と言われています。それは、プロジェクトがおかれている状況やプロジェクトメンバーの構成等によって、求められるリーダーシップ像が異なってくるためです。しかし、セオリーがまったく無いわけではありません。次の3つの行動は、“変革のリーダーシップ”に求められるセオリーといえる行動です。

1. 目指すべき姿の絵を描く
プロジェクトが目指すべき姿の絵を描き、ゴールを明確にします。目指すべき姿が曖昧な状況では、メンバーや周囲の関係者がプロジェクトの進むべき方向を正確に理解できず、プロジェクトの停滞や誤った判断を引き起こしてしまいます。目指すべき姿の絵を描くのは、リーダーシップを発揮すべき人が真っ先にやるべきことといえます。

2. 周囲を上手く巻き込む
周囲を上手く巻き込み、人的ネットワークを形成していきます。具体的には、影響力がある各部門の管理者等にプロジェクトの背景や目的達成により得られる効果等を丹念に説明し部門内に周知してもらう、プロジェクトの進捗状況を定期的に広く開示し周囲の目をプロジェクトに向けさるなどにより上手く巻き込んでいきます。

3. 強い意志を持ちやり遂げる
目指すべき姿に向けた一つ一つのステップを確実にやり遂げていきます。一度決めた方針を頻繁に曲げることなく貫くことで、メンバーも混乱することなくプロジェクトを遂行でき、結果としてメンバーや周囲からの信頼も向上します。

上記は“変革のリーダーシップ”を発揮するためのセオリーといえる3つの行動ですが、4つ目以降の行動は自ら考え身につけていかなければなりません。リーダーシップがあると感じられる人は具体的にどういった資質や行動からリーダーシップが発揮されているのか、一度自分なりに分析してみるのも効果的です。

先に述べたとおり、リーダーシップは唯一の正解がない世界ですが、経験なくして身につくものでもありません。参画しているプロジェクトや組織において積極的にリーダーシップを発揮し、修羅場を乗り越えながら、自分なりのリーダーシップ像を確立していきたいものです。

2011年11月15日 (火)

青山システムコンサルティング株式会社

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