「Facebook 日本では流行らない」は「活用できない」とは違う

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 映画「ソーシャル・ネットワーク」のヒット、電通と米Facebookの業務提携、KDDIによるFacebook連携機能を導入など、日本でも勢いがでてきたように見えるFacebookではありますが、日本においてFacebookが流行っているとは言い難いといえます。2011年からは驚異的なペースでユーザー数が増えていると言われていますが、Facebookのユーザー数は約300万人(2011年5月時点)で、mixiのユーザー数の約2300万人(同社2011年3月31日リリース)と比べるとまだまだ少ない状況です。

 また次のような理由で、Facebookは使わないという意見もいまだに耳にします。

・実名性に抵抗を感じる
・インターフェースが使いづらい
・SNSならmixiで十分

 mixiと比べたユーザー数や上記のような意見を聞くと、たしかに日本では流行らないように思えてきます。しかし、「日本では流行らない」=「活用できない」となるのでしょうか。当然、「日本では流行らない」=「活用できない」は成り立たないように思えます。例えばFacebook広告は、企業の活用できる範囲が大きいのではないでしょうか。

 Facebook広告は、Yahoo! リスティング広告や Google アドワーズに代表されるリスティング広告とは異なり、広告配信対象を詳細に設定することができるセグメント型広告です。設定できる項目は、国・地域、年齢、性別、婚姻状況、恋愛対象、学歴、職歴などがありますさらに、ユーザーがファンになっているファンページや、プロフィールの「趣味・関心」「好きな音楽」「好きなテレビ番組」「好きな映画」「好きな本」を指定することもできます。

 課金体系は、
・ クリック単価(1クリックするたびに支払う金額)
・ インプレッション単価(広告のインプレッション(表示)1,000回ごとに支払う金額)
の2つのパターンから設定でき、1日数千円で広告を出すことも可能です。

 このような特徴から、低価格で自社のターゲット層に効果的に広告を配信することができます。また、広告効果を確認できる機能も提供されています。効果の確認が難しい従来の広告に掛けている莫大な費用を、Facebook 広告に少しだけ回すだけでも意味があるように思えます。

 現在、日本の国内市場は縮小傾向にあります。また、今後も縮小傾向が続くことが予想されます。 大企業だけでなく、これまで国内を主な市場にしていた中小企業も海外進出が重要になってきます。また、海外に出ていくことと合わせて、海外から「人」、「モノ」、「カネ」を呼び込むことも重要です。海外からの「人」の呼び込みについては、日本は観光立国として訪日外国人旅行者数を日本人の海外旅行者数である年間1500万人と同程度にすることを目指しています。(2008年訪日外国人旅行者数は835.1万人)

 Facebook広告を活用すれば、低予算で海外のFacebookユーザーに効果的に売り込みできるのではないでしょうか。本格的に海外に進出する前に、海外市場の反応を確かめることもできます。海外に日本の魅力を伝えることもできます。

 現在、日本は厳しい環境におかれています。この厳しい環境の中で、ビジネスを救うための有効な広告ツールにもなる可能性をFacebook広告は持っているのではないでしょうか。

2011年04月01日 (金)

青山システムコンサルティング株式会社

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