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記事の執筆
システムコンサルタント十亀 淳
2000年に独立系SI’erに入社。ITシステム運用、インフラ設計・構築を担当。 現場での経験に基づくシステムインフラの設計・構築・運用を強みとしつつ、さらに幅広い分野でクライアント企業、そして社会に貢献していくべく、青山システムコンサルティング株式会社に入社。 入社後はシステム化計画策定、RFP策定等のコンサルティング業務やシステムの移行支援、情報システム部門・セキュリティ部門の組織運営支援等に従事している。
近頃はAIに関する記事が溢れかえっており、辟易している方も多いのではないでしょうか。
実は私もその一人です。
とはいえやはりAIについて語りたいテーマも多い昨今ですので、
「AIの使い方」や「技術的な解説」から少し離れて、AIにまつわる
私の「妄想」をつぶやいてみたいと思います。
AI(人工知能)の発達で人間が「知的能力(知能)」を使う場面がこれから減っていく気がします。
その先にどのような変化が訪れるのか、少し掘り下げてみます。
人類はさまざまな道具や機械を発明した結果、狩猟や農業といった「生きるため」に
「身体能力」を使う場面を劇的に減らしました。
AIを発明したことで、今後は同じように「生きるため」に「知的能力」を使う場面が
減っていくことが予想されます。
「生きるため」に「身体能力」を使う必要性が減った結果、どうなったでしょうか。
人類は持て余した「身体能力」をスポーツという形で競技・娯楽として楽しむようになりました。
さらに現代では、純粋に「身体能力」を使うためにスポーツジムに通うという行為も一般的になっています。
では「生きるため」に「知的能力」を使う必要性が減ったらどうなるでしょうか。
従来から「知的能力」を競技・娯楽として楽しむ場面はありました。
例えば将棋やチェスなどのゲームなどが挙げられます。
今後は、身体におけるスポーツジムのように、知的能力を維持・トレーニングするためだけの
「脳トレジム」のような場所が普及していくのではないかと妄想しています。
「生きるため」の必要性から解放され、「知的能力」が劣化しないように純粋に
トレーニングするために「知的能力」を使うイメージです。
実利から解放された「贅沢な消費」であり、ある意味では能力の無駄遣いとも言えます。
一方でこうした能力の「無駄遣い」が許されるほど、地球環境はサステナブルではないという懸念もあります。
そこでその無駄をうまく有効活用する術がないかを考えてみます。
「身体能力」をジムで消費する際にもたらされる運動エネルギーを有効活用しようという
アイディアがあります。
例えば運動エネルギーを発電に利用するなどの試みです。
これと同様に、「脳トレジム」で消費される「知的能力」(演算リソース)を、AIを稼働させるための
計算に活用できれば面白いのではないでしょうか。
近い将来、コンピューターの処理能力が不足するという予測もあります。
そこで、膨大な情報処理を担うプロセッサの代わりに「人間の脳」という高度な処理ユニットを
AIが活用する――そんなSFのような世界を妄想しています。
人間の知能がAIに「使われる」社会が果たして幸せなのか。そんな哲学的な問いを抱きつつも、
人類がどのような未来を創り上げていくのか、私は期待に胸を膨らませてもいます。
2026年04月15日 (水)
青山システムコンサルティング株式会社
十亀淳
