ASC設立30周年！　変わらなかったこと・変わったこと・これからのこと

弊社メールマガジンで配信した「コンサルタントのつぶやき」です。
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2025年11月14日に、当社は設立30周年を迎えました。

無事に30周年を迎えることができたのは、当社のクライアント企業の皆さま、社員をはじめ、関わってきた全ての皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。

この30年で弊社を取り巻く環境として「変わったこと」「変わらなかったこと」を外部環境と内部環境という観点で整理して、最後に「これからのこと」を考えてみたいと思います。

30年で変わらなかったこと

外部環境

企業の基幹業務システム（ERP に該当する領域）に関するシステム化（リプレースを含む）に関する案件は、この30年間、変わらずにニーズがある領域です。

また、国内企業の圧倒的多数が中堅中小企業であるということも、大きくは変化がありませんでした。

内部環境

「公正中立」であるという経営ポリシーは固く守り続けてきました。

具体的には、以下の点を守ることで、「公正中立」を保ってきました。

・独立した組織(独自資本)であり続ける

・システム開発をしない

・代理店ビジネスをしない

加えて、当社は「規模の拡大を目的にしない」という考えも、変わらずに維持しており、今も20名弱の体制で経営を継続しています。

コンサルティングサービスの内容もそれほど大きくは変化がなかったように思います。

30年で変わったこと

外部環境

当然のことですが、あらゆる技術が進歩・進化しました。

同時にトレンドキーワードが次々に変わっていきました。

近年では、「DX」「AI」といったキーワードが大きなトレンドになっていることは、皆さまもご認識のとおりです。

働き方についても、リモートワークが一般的になったり、過去にはデスマーチと言われたようなプロジェクトを聞かなくなるなど、大きく変わりました。

コンサルティング案件の種類としては、企業の基幹業務システム（ERP に該当する領域）に関連する案件が変わらずにある一方で、その周辺業務に関連するシステムや、新しい事業・サービスのためのシステムに関する案件がとても増えました。

また、もともと弊社は中堅中小企業のクライアントが多かったのですが、近年はますますその比率が高くなっており、中堅中小企業のIT・システム投資がより活発になってきていると感じます。

内部環境

一番大きく変わったのは、社員の定着率ではないかと思います。

設立してから10年、15年くらいまでは、正直なところ、けっこう人の入れ替わりが多かったです。

その後は人の出入りはかなり少なくなり、現時点（2025年11月）では10年以上在籍している社員が半数以上であり、出入りが激しいといわれるコンサルティング業界としては、定着率は高い環境を実現しています。

定着率が高くなったのは、様々な取り組みによる結果で、要因は多々あると考えていますが、今回は省略します。

これからについて

外部環境

直近では、やはり生成AI による社会的インパクトが大きいことは、議論を待たないところでしょう。

生成AI が社会で活用されるにしたがって、人が必要とされる領域、不要となる領域が、これまでとは変化していくことが予想できます。

内部環境

長く在籍している社員が多いことは、組織として健全で良い環境だと思う一方で、組織として硬直化したり、老化したりしないように、新陳代謝を進めることも重要です。

これは、人が入れ替わることを良しとするわけではなく、新しい人材を採用しつつ、在籍しているメンバーも新しい知識・経験・スキルを得て、コンサルタント自身がアップデートをし続けるということが重要だと考えています。これまでも同じ考えであり、そういった環境の組織ではありましたが、ますます重要でスピードを求められることになると考えています。

また、生成AIの発展により私たちの提供できる価値や存在意義も変化していきます。その中で、私たちが提供できる価値を考え続け、存在意義のある組織であることを追求し続けることになるでしょう。

と、少し堅苦しく考えて、書いてみたものの、今までもこれからも、基本的な考え方は同じような気もしています。トレンドキーワードが変わっただけかなと（笑）

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当社を設立して30年、どちらかというと変わらなかったことのほうが多いように思いますが、やはり少しずつ変化・進化してきたからこその設立30周年だといえます。

この先も、必要なアップデートを怠らず、「身近で安心感のあるコンサルティングサービスを提供し続ける」という経営理念を体現してまいります。

2025年11月17日 (月)
青山システムコンサルティング株式会社
野口浩之