DXに取り組むのって・・・お高いんでしょう? | 青山システムコンサルティング株式会社

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DXに取り組んだ方が良いことは、なんとなくわかったのですが。

「ですが」ということは、何かひっかかっているの?

新しい取り組みって、やっぱりお金がかかるじゃないですか。

確かに、DXは投資の側面が強い取り組みだよね。
回収までの期間をどんなに短くしても、リスクがゼロにはならないから。

もちろん、どんなビジネスも投資をしなければ、リターンがないこともわかっていますし、世の中には確実なものが無いのもわかっているんですけども。。。

工場とか機械とかの設備投資は目に見えるから、手に入れたときの満足感もあるし、投資を回収している実感も得やすいけど、デジタルは目に見えないことも多いから、感触を掴みにくいのは私も理解しているよ。

導入したデジタルを、ちゃんと使いこなしてもらえるかどうか、というのも不安なんですよね。
基幹系のシステム導入でも「今までの仕組みの方がやりやすかった」という声は、少なからず聞いてきましたので。

それは、「今までの仕組み」=「現状維持」を「損失がゼロ」だと思ってしまっていないかな?

え?どういうことですか?

基幹系のシステムもDXも同じなんだけど、「使いこなしたとき」を基準にすると、「現状維持」は機会損失が発生している状態なんだよ。

つまり、変化をしないのは「損失を出している」ってことですか?

そういうこと。
「使いこなせないから導入しない」ではなく、使いこなせない要因と向き合って、使えるようにしていくのが正しい進化なんだよ。

DXの取組みが遅れると、相対的に同業他社と差が付くだけでなく、自社だけの絶対的な尺度でも、マイナスになるんですね。

さらに、着手が遅れるということは、損失が発生し続けている状態であるとも言える。

DXの取組みが遅れると、相対的に同業他社と差が付くだけでなく、自社だけの絶対的な尺度でも、マイナスになるんですね。

そう。とはいえ、黒字倒産をするわけにはいかないので。
IT導入補助金などを活用して、キャッシュフローを意識しながら、投資を回収しやすいところから取り組んでいく計画が必要だよ。

つまり、回収までの期間が短い DXプロジェクト から着手して、回収したキャッシュを次のDXプロジェクトに投資することで、一時的なキャッシュアウトが「お高くならない投資」にすることができる。

という理解で合っていますか?

その理解で合っているよ。

複利型の投資商品と同様で、早く着手すればするほど、投資ができる金額が早く大きくなるってことですね。

理論上はそのとおり。
投資商品と決定的に異なるのは、成功するかどうかは自分たち次第ってことかな。

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2020年04月30日 (木)