防犯カメラを実家に設置したら「見守りカメラ」になっていた話

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「防犯カメラ=業者に頼む高額なもの」という固定観念が、私の中にはありました。
先日、実家に屋外用の防犯カメラを設置しました。

きっかけは、行政の補助金制度です。「購入費用のうち一定額を補助」という案内を見て、チャンスだと思いました。ずっとやりたいと思っていたことに加えて、両親からも依頼があったことで、運命を感じたのでした。

記事の執筆

岩野 晃久
システムコンサルタント岩野 晃久

システムコンサルタント岩野 晃久

アプリ、インフラ、開発、運用など、幅広い知識と経験を活かし、クライアントの業務効率を向上するために提案していく。モバイルデバイスの活用に関する業務経験や、福祉分野の資格と経験、教育分野の資格と経験も活かしたコンサルティングも提供する。

選んだのは「配線不要、ソーラー給電式」の防犯カメラ

素人が自分で防犯カメラを設置するとなると、電気関係の配線工事が一番のハードルです。
そこで今回は、ソーラーパネルで給電できる、ワイヤレスタイプの防犯カメラです。
ワイヤレスで専用の録画機器に接続し、それを自宅のルーターに接続します。
映像は録画機器のメモリーに記録されると共に、ほぼリアルタイムで専用アプリでも確認できます。

人の動きに反応して自動で録画を開始するセンサーが備わっており、不審な動きがあれば検知し、高画質な映像を録画してくれます。
夜間は内臓バッテリーからの給電と赤外線センサーで、周囲の様子を確認できます。

「これなら自分でも設置できそう」と考え、DIYに踏み切りました。

設置は苦労しましたが接続はかなりスムーズでした

週末に実家へ出向き、ベランダの足に保護テープとアーム固定用の金具を巻き付け、そこにアームをネジ留めして、カメラを設置しました。
給電用のソーラーパネルもセットになっているので、角度を調整して設置完了です。
すべて脚立の上での「高所作業」でした。

配線がないので、位置さえ決めてしまえば設置するだけで済みます。
設置作業には1時間ほどを要しました。
気温が高かったこともあり、汗を流しながらの作業になりましたが、太陽が出ていたのでパネルの角度は自信をもって調整できたと思います。

その後、スマートフォンのアプリを起動して、画面の指示どおりに設定すると、あっさりと映像を確認できる状態になりました。
自分の顔が画面に大きく映し出されて、少し驚かされました。

実家の駐車場、自転車置き場、玄関などが、手元の画面でリアルタイムに確認できるようになりました。
「設置は大変でしたが、接続関係は思っていたよりかなりスムーズでした」という感想です。

防犯と見守りを実現するシステム

防犯カメラの設置にあたっては、ご近所を含めた防犯という観点に加えて、両親の見守りも意識していました。

カメラはあえて通りに面した目立つ位置に設置し、実家の周辺に不審者が近づかないよう抑止力になってもらう狙いです。
同時に、離れて暮らす両親の様子もさりげなく確認できると思っています。

実際に運用してみると、狙いは達成できているように感じています。
前者に関しては幸いにも効果を試す機会はありませんが、後者に関しては、両親が家の周囲で何かしているとか、自転車を出しているとか、玄関先で誰かと立ち話をしているとかいった様子を確認できます。
最近は物騒な話も聞きますので、ちょっと気になるようなときにアプリを開くと、「今日も元気そうだな」とか「今日は出かけて留守だったな」とかいったことがわかります。
電話するほどではありませんが、様子がすぐに分かるので、離れて暮らす両親の「今の空気感」が伝わるだけで、物理的な距離を超えた安心感を得ることができました。

カメラは屋外だけに設置しました。
家の中にも設置して、生活の様子をしっかりと見守る考え方もあります。
ただ、今のところは両親ともに元気ですので、余計なところまでは踏み込まず、実家の「外の気配」だけを捉えている状態がちょうどいいと思っています。

これからの季節こそ、見守りの出番です

そして、これからの時期にこそ、見守りとしての価値がより大きくなると感じています。

夏が近づくにつれて、屋外での作業負荷が気になってきます。
親の世代にとって、炎天下での作業は熱中症のリスクと隣り合わせです。
「無理して外に出ていないか」、「ちゃんと暑さ対策しているか」など、暑くなるにつれて心配になります。

真昼の強い日差しの中で動き回っている様子が映っていれば、無理しないようにといった連絡を入れることもできます。
涼しい時間帯にさっと作業を済ませていることが確認できれば、それだけで安心できます。

防犯という「守り」の目的で設置したカメラが、夏の見守りという思わぬ場面でも活躍してくれそうです。

正直なところ、困ったこともあります

いいことばかりではありません。

人感センサーの細かい設定を行っていないので、スマートフォンへの通知が頻繁に来ることがあります。
洗車をするとか、家の周りを掃除するとかいったときに、いちいちカメラが反応して、通知を送ってくるのです。
一定時間通知を止める機能があることを知って、この問題は緩和したものの、いつ作業が始まるか、こちらでは分からないので、毎回驚かされます。
特定の人物の動きは通知の対象外にするような機能も搭載されているようなので、あらためて設定は見直した方がよさそうです。

それから、すべて素人仕事なので、強風や積雪のたびに「アームが耐えられるか」と心配になります。
これから迎える夏の炎天下に、カメラ本体やソーラーパネルがどこまで耐えてくれるかも、少々気がかりです。
自ら手を動かして設置したからこそ、定期的なメンテナンスを意識するようになり、実家の変化にもより敏感になれると感じています。

やはり運用してみないと分からないこともあります。

いずれにせよ設置してよかったと思っています

完璧なシステムではないですし、これからも細かい調整は必要だと思っています。
それでも、「設置してよかった」という気持ちは確かです。

防犯のためのカメラとして、犯罪の抑止力となってくれることを信じつつ、犯罪の瞬間を記録するような事態にはなってほしくないと願っています。
あくまでも「見守り」という平和な役割で、これからも活躍してくれることを期待しています。

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2026年06月15日 (月)
青山システムコンサルティング株式会社
岩野晃久