育休の様子 | 青山システムコンサルティング株式会社

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2024年3月から5月までの3か月間、ASCで初となる育休を取得しました。
育休を取得するにあたって調整した内容や育休の様子について皆さんにお伝えします。

育休を取得しようと思った背景

育休を取得しようと思った理由は以下の2つです。

  • 産後はとても大変と聞いており妻の負担を減らしたいと思ったから
  • 育児を経験したかったから

育休の取得を考えたのは妊娠が判明した2023年6月からです。
出産予定日は2024年3月上旬で、育休取得について妻と相談しました。

私としては育休は取得したいと考えているものの、参画している案件から完全に抜けることは考えていなかったので多少仕事をしながら取得したいと考えておりました。

妻は初めての出産ということもあり、少しでも取得してもらえると安心できる、とのことでした。

相談の結果、自社内で調整して可能な限り稼働を減らす形で育休を取得する方針に決まりました。

しかし、ASCには育休を取得した社員がおらず、育休取得にはハードルがあるかな…と感じていました。

自社内やクライアントとどうやって調整したか

育休取得に向けて、2023年の10月ごろから自社内で調整を開始しました。
その頃の私の案件参画状況は以下のとおりです。

No案件2023/10時点稼働案件終了時期今後の想定稼働
ベンダー選定プロジェクト0.2人月2024/2
システム化計画策定0.3人月2024/1
基幹システム入替プロジェクト①0.1人月2024/2
基幹システム入替プロジェクト②0.4人月2027/42024/3から1人月

案件ごとに一緒に仕事をする同僚が異なっていましたので、まずは3月から育休を取得したい旨をそれぞれに伝えて、代表に相談をしました。

相談の際、ASCでは育休取得の前例がないことや私と世代が離れている社員も多いので、「理解されなかったらどうしよう…」と考え様々な切り返しを準備していましたが杞憂でした。
同僚も代表も育休の取得に前向きな回答をしてくれました。

結果、2024年3月以降に新規案件への参画はなし、④のクライアントとは調整する、ということで方針が決まりました。

④のプロジェクトについて、3月から1人月の稼働を見込んでおりましたので、案件から抜けるか稼働を減らす調整が必要でした。
このクライアントとは数年前からお付き合いがあり、また長期間の案件のためできれば抜けることは避けたいと考えました。
同僚と相談し、以下の内容でクライアントと調整することになりました。

  • 要件すり合わせフェーズ(~5月末):0.5人月
  • 要件定義フェーズ(6月~):1人月

要件すり合わせフェーズは繁忙期ではなかったため、上記の内容でクライアントとも調整ができました。
クライアントと調整ができたので代表にその旨を共有し、育休を2024年3月から5月、稼働を0.5人月にする、という内容で取得することが決まりました。

(余談ですが事務処理を行っている代表は初めてのことで大変そうにしていました。)

育休中の仕事と育児

出産予定日は3月上旬でしたが、1月下旬に生まれました。子供が生まれて以降(1月〜2月)は在宅で対応し、対面で参加したほうがよい打ち合わせのみ外出していました。

まだ育休開始前で仕事が忙しかった時期でしたが、私でも授乳以外はできるので仕事の合間や終わった後、妻の睡眠時間に育児や家事をしていました。

このことを妻も気遣ってくれて、二人で寝床と寝る時間をずらして対応しました。

在宅ワークで使用しているディスプレイ、ディスプレイアーム、キーボード、マウス、Webカメラ、ヘッドセットは在宅ワーク支援として経費で購入したものです。

3月以降は予定どおり育休ということで稼働が0.5人月になりました。
1月から引き続き在宅で仕事しており、対面でする打ち合わせがほとんどなかったので育児に充てる時間が増えました。

妻も私も慣れてきたところもあり役割分担が明確になり、育休取得の目的であった妻の負担を減らす、ということはできていたように思います。

仕事が落ち着いたタイミングで、3人で散歩やカフェにいって家族の時間を過ごすことが出来ました。

妻の声

本コンテンツの作成にあたり、育休を取得したことについて率直にどうだったか書いてほしいと妻にお願いしました。以下、妻の執筆です。

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夫が育休を取得してくれた3ヶ月の日々は、新米ママになった私にとって宝物のような時間でした。
もちろん、ろくに動けない身体で慣れない子育てをしなければならない状況で、夫がいてくれなかったら、もっと大変な新生児期を過ごしていたでしょう。

しかし、私が本当に夫が育休を取得してくれてよかったと思ったのは、人手不足の解消ではなく、子育ての記憶に父親の存在を残すことができたことです。
今ではこの怒涛の初育児を一緒に駆け抜けた時間が、夫のことを戦友の如く信頼する源になっています。
夫自身も、育児に専念できたからこそ、父親になったという自覚を持ってくれたのかなとも思います。

今回は実家を頼ることもできましたが、夫が育休を取得できたからこそ得ることのできた家族との有難い日々の記憶を、宝物として頭の引き出しに大切にしまっておくつもりです。
(夫婦喧嘩が勃発しそうな時はこっそり開けるかもしれませんが。)

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育休後

2024年6月からは予定どおり、④のプロジェクトに1人月で参画しています。
出社と在宅は半分程度の割合で行っており、要件定義が始まったのでクライアント先への訪問も多くなりました。
在宅の日は朝や休憩時間に子供の面倒を見ることもあります。

育休を振り返ってみて、育児に関わることで子供を育てることの大変さと尊さを身をもって実感できました。
妻から感謝の言葉ももらえて、取得してよかったと心から思います。

3か月の間、稼働を半分にするという変則的な育休でしたがこちらの要望に応じてもらった会社には感謝しています。
少数精鋭で代表や同僚との距離が近く気軽に相談しやすいところや、小回りの効く柔軟な対応ができるところなど、ASCのいいところを改めて感じました。