リスク分散の重要性

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今やビジネスにも日常生活にも欠かせなくなった携帯電話ですが、
先日、ソフトバンクの携帯電話サービスで大規模な通信障害が発生しました。

原因はエリクソン社製の交換機ソフトウエアに不具合が発生したためで、
海外でも同社製交換機を利用している通信事業者で
同様に通信障害が発生したとのことです。
根本原因は電子証明書の有効期限切れとのことですが、
再発防止策等、十分な対応を検討して欲しいと思います。

平日日中に対象が広範囲に及んだことや、
スマホ決済サービスのキャンペーン開始直後ということもあり、
業務影響や消費者への影響も大きかったようです。
「電気通信事業法」における重大な事故として総務大臣も記者会見で言及するなど、
社会的影響の大きさがうかがえます。

携帯電話をソフトバンクに一本化していたある会社では、
通信障害の発生中は業務が大きく滞っていました。
社員全員の業務用携帯がソフトバンクであるため、
外出先での通話や通信がほぼできない、という状況でした。
一部、私物の他キャリア回線を利用する等で対応せざるをえないケースもあったようです。

私もテザリング用にソフトバンク回線端末を利用していましたが、
音声通話用に別キャリアの端末も併用していたため、
その別キャリアの端末で通信を行い、大きな不具合なく対応できました。
大規模通信障害のなかで、複数キャリア併用のメリットを感じた場面でした。

今回のような通信キャリアの大規模障害は頻度も低いと想定されるので、
どれだけのコストをかけて、どのレベルまでの対応が必要かの見極めは必要ですが、
いざリスクが顕在化したときにはリスク分散の有効性が感じられます。

携帯キャリア分散に限らず、リスクへの対処としてリスク分散が有効、
ということをあらためて感じる一件でした。

2018年12月26日 (水)

青山システムコンサルティング株式会社

十亀淳